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15.事件のまとめと解決方法

●事件の発端は、テオニスの未熟な魔法と、少年と少女のケンカ、そして冒険者ふたり組がイパの家に持ち込んだ、願いの噴水の水でした。

●テオニスのねじれた心(ケンカをして仲直りしたいけど、恥ずかしい)と、願いの噴水の水、そしてフィルルの怒りの感情が交じり合い、おかしな魔法が誕生してしまいました。その魔法は仲直りの気持ちと素直になれない気持ちが混在し、リュノルのパン屋でおかしな行動に出ます(魔法使いパンの腰を折り、謝っているように仕向ける)。また、錫杖亭に現れた方の魔法は、フィルルの怒りの力が大きく作用しているため、もう少し攻撃的です。

●このあたりの事情は、誰しもが全てを把握しているわけではないのですが(一部を理解している人はいる)、錫杖亭のガルマキーニじいさんだけは察しています。しかし所詮は少年少女の恋模様と、未熟な魔法使いたちが起こしたこと(じいさんからすれば、イパだって弟子の管理が出来ないひよっこなのです)なので、解決のために助力するのは乗り気でありません。ですが、プレイヤーがどうしたらいいかわからず困っているようだったら、彼の口から助言をしてあげましょう。

●魔法を二つとも保護するか、魔法そのものをどうにかして掻き消してしまうか、魔法同士をぶつけ合わせて対消滅させるか、もしくはテオニスの本心を知り、フィルルとうまく仲直りさせることが出来れば、シナリオは終了です。
どの方法でもシナリオの解決にはなりますが、一番いいのはテオニスとフィルルをうまく仲直りさせることでしょう。強引に魔法をぶつけ合って消してしまったりするということは、高まった感情をぶつけ合ってなくしてしまうということです。騒動の解決にはなりますが、事件の本質的な解決にはなっていないはずです。

 

 

16.後日談

・数日後。フィルルもイパも回復し、町は日常を取り戻します。

錫杖亭はすぐに何事もなかったように営業を再開し、フィルルの頭には真っ赤なリボンが輝いていることでしょう。

一方リュノルは、男の子の頬に女の子がキスをしている形の、甘くてちょっぴりスパイシーなパンを売り出し、好評を博します。


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<1> 1.最初に

<2> 2.余談

<3> 3.シナリオ解説
      4.シナリオ概要
     5.今回のシナリオのコンセプト

<4> 6.イントロダクション
     7.NPCリスト

<5> 8.シナリオの展開

 

<6> 9.一日目

<7> 10.二日目

<8> 11.三日目

<9> 12.四日目

<10>13.五日目以降
     14.それ以外の展開・イパに会いに行く

<11>15.事件のまとめと解決方法
     16.後日談

<12>17.モンスターデータ

 


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Kuu適ai 闇;灯